みんないきている みんなでいきている

太陽がのぼり 光がおでこをてらすとき

風が くびすじを なでていくとき

雨つぶが ぽつんとほっぺたに おちるとき
 
  みんな おんなじ光を あびて
 
  みんな おんなじ風に ふかれ
  
みんな おんなじ雨にあたる

わたしたち みんな いきてる みんなで いきている
  
魚類 ほ乳類 は虫類 鳥類 昆虫

ずっと むかしから みんないきてきた みんなでいきてきた

ずっと これからも みんないきていこう みんなでいきていこう

 

ムーン・ジャンパー

おひさまは東から西へといちにちじゅうはたらいてくたびれている。おなじよう

にくたびれてねむりたい丘にしずんでいく。丘からは月がのぼった。

こどもたちは夜の庭のくさはらへ、はだしでとびだした。

夏の夜はなまあたたかく、くさはらはひんやりときもちがいい。

はだしでくさをふんでおどりだす。おいかけっこ、とんぼがえり、なんどもたかく

ジャンプする。お月さまは空の海をわたってゆく。


 ふしぎなふしぎな まほうの木

  ここにいっぽんの木があります
 
  この木にはふしぎなちからがやどっています

木には葉芽と花芽があって、きょねんの夏から秋にかけて準備されます。

ことし春になって葉からは木の生長や果実をみのらせる栄養分がつくられま

す。あたたかくなって葉はめぶきます。花芽からは花がさき、果実をつけます

。夏には葉もしげるほどになって、果実はふくらんで収穫できるようになりま

す。やがて秋がふかまるころ、葉っぱは黄色や赤に紅葉してすっかりおちて

しまいます。ことしも、らいねんも。