チョウゲンボウ 留鳥。小型のタカのなかまでハトくらいの大きさ。
開けた平地を好み、平野に接した断崖で集団繁殖
する。バッタ、ネズミ、小鳥等を食べる。撮影した日
は稲刈り後の水田や休耕地でホバリング(停飛)し
ながらさかんに餌をさがしていた。
オオコノハズク 留鳥。フクロウのなかまでコノハズクによくにて
いる。コノハズクは15〜20cm、オオコノハズク
は25cmくらいある。コノハズクは奥山に住み、
鳴き声はキンコンカン(聞きなしはブッポソウ)
と金属音であるのにオオコノハズクはウォゥ、
ウォゥ、ウォウと低く鳴く。目はオレンジ色。足は
毛におおわれていて太くて頑丈である。この写
真は羽に傷をおい保護されていたものです。優
しい自然環境を作ってやりたいものだと思いま
す。有刺鉄線の囲いや釣り糸、釣り針の放置は
よくありません。
ノスリ 留鳥。比較的多く見られる。トビと同じ位の大きさ。頭、背、尾は
茶褐色。飛んでいると下面は胸と尾が白く、翼角のところが茶褐
色である。尾はトビのようにM字ではなく扇型である。
幼鳥
トビ 留鳥。全国どこでも見られる。ピーヒョロローと鳴き、
尾がM字型で背も翼下面も茶褐色。
♂
コノハズク 夏鳥。9月17日、県道のセンター付近におちていました。
車にあたったんでしょう。私が手にした時、まだ温かい体
温が残っていました。姿も体色も木の葉のようで森の中
で姿を確認するのはむつかしいでしょう。
全長22cm、オオコノハズクに較べると2まわりも3まわりも
小さいです。4本の足ゆびの内側はそれぞれやわらかい
4個の突起がついていて、突起の表面はイボ状で木の枝
に止まりやすいようになっています。
オオタカ 留鳥。成鳥は腹が白く、黒い横縞もよう。カラス
大の大きさ。尾が長めで4本の黒っぽい帯びがあ
って胸から腹にかけて縦斑があることから、幼鳥
です。今年の2〜3月に卵からかえったものでしょ
う。小鳥や中型の鳥を捕食し、低山帯のこのあた
りでは生態系の頂点にたつ。幼鳥でも顔はりりし
くかつすごみがある。まだふてぶてしさは無く、ケ
リの攻撃にたじたじでした。
サシバ 夏鳥。冬は東南アジアで過ごし、早春のころ渡ってきて繁殖する。
愛知県の伊良湖岬や鹿児島県の佐多岬では毎年秋に集団で渡
りをするのが見られる。トビに良くにているが大きさは小さくハシボ
ソカラスくらいで、翼の幅がせまくて、翼下面が白っぽい。鳴き声は
トビは「ピーヒョロロ」、サシバは「ピィックイー」「ピィーエー」と鳴く。
ハイタカ 留鳥。ハトくらいの大きさ。小鳥を好んで食べる。上面(背)は茶褐色
あるいは灰黒色で、下面(腹部)は♂では赤褐色の横しま、♀は灰色
の横しまがある。準絶滅危惧種(NT)に指定されている。